データ分析
Tokyo Derby東京ダービーは、主要な前哨戦の上位馬が中心!
- ※SⅠとして施行された第60回(平成26年)から第69回(令和5年)を含む過去10年の結果から、レースの傾向を分析
- ※記録は令和6年5月22日時点
人気薄の馬が馬券に絡んだ例も少なくない
単勝人気順別成績を見ると、2番人気以内の馬は[5-3-4-8](3着内率60.0%)、3~6番人気の馬は[3-4-3-30](3着内率25.0%)、7~12番人気の馬は[2-2-3-53](3着内率11.7%)、13番人気以下の馬は[0-1-0-32](3着内率3.0%)となっている。上位人気馬はそれなりに堅実だが、伏兵の台頭も警戒しておきたい。
「川崎」所属馬の3着内率がやや低かった
所属別成績を見ると、「浦和」の馬は[2-2-2-22](3着内率21.4%)、「船橋」の馬は[4-3-2-41](3着内率18.0%)、「大井」の馬は[3-4-6-43](3着内率23.2%)、「川崎」の馬は[1-1-0-17](3着内率10.5%)となっている。今年からはダートグレード競走として施行されるが、「浦和」所属馬、「船橋」所属馬、「大井」所属馬の3着内率に大きな差がなかった点や、「川崎」所属馬の3着内率がそれほど高くなかった点は、参考になりそうだ。
内外極端な枠に入った馬は過信禁物
枠番別成績を見ると、「1枠」の馬は[1-0-1-16](3着内率11.1%)、2~7枠の馬は[8-9-8-92](3着内率21.4%)、「8枠」の馬は[1-1-1-15](3着内率16.7%)となっている。なお、第63回(平成29年)以降の過去7年に限ると、「1枠」の馬は[1-0-0-11](3着内率8.3%)、2~7枠の馬は[6-7-7-63](3着内率24.1%)、「8枠」の馬は[0-0-0-12](3着内率0.0%)である。「1枠」や「8枠」に入った馬は、疑ってかかるべきだろう。
大敗直後の馬は割り引きが必要
前走の着順別成績を見ると、7着以内の馬は[9-9-10-94](3着内率23.0%)、8着以下の馬は[1-1-0-29](3着内率6.5%)となっている。直近のレースで大きく崩れてしまった馬は、上位に食い込む可能性が低いと見ておきたい。
前走が多頭数のレースだった馬に注目
前走の出走頭数別成績を見ると、10頭以下の馬は[0-0-0-14](3着内率0.0%)、11~14頭の馬は[5-6-5-75](3着内率17.6%)、15頭以上の馬は[5-4-5-34](3着内率29.2%)となっている。前走の出走頭数が多かった馬ほど信頼できるレースと言えそうだ。
“羽田盃”の上位馬は比較的堅実
“羽田盃”における着順別成績を見ると、2着以内の馬は[4-3-2-9](3着内率50.0%)、3~7着の馬は[3-3-5-29](3着内率27.5%)、8着以下の馬は[0-1-0-22](3着内率4.3%)、「不出走」の馬は[3-3-3-63](3着内率12.5%)となっている。3歳ダート三冠競走の第一戦と位置付けられている“羽田盃”で好走した馬は、相応に高く評価するべきだろう。
“京浜盃”における着順も重要
“京浜盃”における着順別成績を見ると、5着以内の馬は[4-2-7-20](3着内率39.4%)、6着以下の馬は[3-0-0-28](3着内率9.7%)、「不出走」の馬は[3-8-3-75](3着内率15.7%)となっている。 “羽田盃”だけでなく、その前哨戦である“京浜盃”の成績もチェックしておきたい。
“全日本2歳優駿”で好走した馬が好成績
“全日本2歳優駿”における着順別成績を見ると、5着以内の馬は[4-2-3-2](3着内率81.8%)、6~7着の馬は[1-1-0-6](3着内率25.0%)、8着以下の馬は[1-0-0-10](3着内率9.1%)、「不出走」の馬は[4-7-7-105](3着内率14.6%)となっている。前年末に施行されるJpnIの“全日本2歳優駿”で善戦した馬は、このレースにおいても有力と見て良さそうだ。
(伊吹雅也)
- ご注意
- :当ページの情報は、特定の馬の応援や勝馬の示唆をするものではありません。